小学校中学年の3~4年生の読書感想文におすすめ10冊

小学校3~4年生の中学年の読書感想文に読んで欲しいおすすめの本の紹介です。夏休みや冬休みの読書感想文で子供に相談されてお悩みのお父さんお母さん。文学として有名な書籍の子供版をぜひ楽しんで読んでみてください。

「ああ無情」講談社青いとり文庫 ビクトル・ユーゴー作

ビクトル・ユーゴー作「レ・ミゼラブル」を子どもが読みやすいよう訳した「ああ無情」を読書感想文におすすめします。

この物語は、お腹を空かせた甥や姪のために、たった一切れのパンを盗んだがために19年もの牢屋に入れられたジャン・バルジャンという男性が主人公です。

ジャン・バルジャンは犯罪人ということから誰も相手にされず泊まるところもないまま、途方にくれた時、ミリエル司教に出会います。

ミリエル司教はジャン・バルジャンを一人の人間としてもてなしてくれますが、犯罪人という偏見から差別を受けたジャン・バルジャンは人間を信用できず、ミリエル司教宅から銀の燭台を盗んでしまうのです。

警察が捕まえたジャン・バルジャンを連れて司教のもとへ行くと、ミリエル司教は「その銀の燭台はあげたものだ」と言うのです。ジャン・バルジャンはこの言葉に心を打たれ、生まれ変わろうと決心します。

生まれ変わったジャン・バルジャンは名前をマドレーヌと変え、工場が成功し市長に推薦されますが、生活は質素でいつも困っている人を助けていました。

そんな中、工場で働くフォンティーヌという女性が遺したコゼットという少女を探す約束をし、幼いのに悪どい夫婦にこき使われているコゼットを救いだします。

ジャン・バルジャンはコゼットを娘として育て、愛情を注ぐ喜びを知るのですが、ドレーヌ市長がジャン・バルジャンだと知る刑事に追われることになりというあらすじです。

原作のレミゼラブルはジャン・バルジャン以外の人物にもスポットをあて、壮大なストーリーとなっていますが、「ああ無情」はミリエル司教に出会い、善人として生まれ変わろうとしながらも、そのために自己が幸せになることを後ろめたく思いひたすら自己犠牲で許しを乞おうとする、ジャン・バルジャンの悲しい美しさを描いています。

青い鳥文庫は、小学生にも分かりやすく書かれており、きっとジャン・バルジャンの生き方について考えさせられると思います。この本をきっかけに、是非、大きくなったら原作「レミゼラブル」を読んでほしいです。

 

大きなクマのタハマパー ハンネレ フオヴィ

「大きなクマのタハマパー」この物語は、作者ハンネレ・フオヴィの子供たちが作ったお話が基になっています。

登場するのは、大きなクマのタハマパー、リスのタンピ、ハリネズミのヴェイッコ、ヘラジカのイーロです。

彼らはひょんなことで出会い、タハマパーが言います「ぼくたち、友だちになろう」。それに他の3人も賛成しますが、そこで彼らは考えるのです。友だちってなんだろう。

姿も、食べるものも、遊び方も、うたう歌も違う。けれどそれで良いのだと、4人は友情の誓いをたてるのです。

彼らが見つけた答えは、相手を尊重し思いやる心でした。

そこで、ふと考えます。果たして自分はどうでしょうか。

日々、何気なく友だちと過ごしていますが、タハマパーたちのように、相手を思いやることができているでしょうか。違うところがあってもいいよ、と言えるでしょうか。

4人は様々な出来事に遭遇しますが、そばにはいつも友だちがいます。落ち込んでいたら励まし、失くしものを一緒に探してあげたり、かっこいいと誉めたり。

子どもだけではなく、大人にも認めあうことの大切さを語りかけてきます。ユーモアな中にも作者の優しさが込められた、心温まる一冊です。

 

ひみつの花園 フランシス・ホジソン バーネット

少女文学の古典は、なぜか良い子が多い。おじょうさまだとなおさら。しかしたまに小気味いいほどやんちゃなおじょうさまもいる。それがこの物語「ひみつの花園」の主人公メアリー。

彼女は両親の仕事の都合でインドで暮らしていました。召使が何人もいて、何でもかまってくれる恵まれた毎日。時々かんしゃくも起こすちょっとわがままなおじょうさまです。

が、ある時インドで伝染病が流行り両親があっけなく亡くなってしまいます。突然孤児になったメアリーはイギリスのロンドンにある親戚の家に預けられることに。

大きなお屋敷の主であるおじさんは会おうともしない変わり者。うってかわった境遇に、打ちひしがれるメアリーですが、しかし負けていないのがこのおじょうさま。

このお屋敷に込められた秘密を暴き出してしまうことになります。閉ざされて荒れ放題の開かずの花園、そして夜中に聞こえるすすり泣きの声…

自分だったらこんな大胆な行動はとれない。子供たちはそう思います。私も初めて読んだ子供の頃、メアリーの大胆不敵な行動に呆れました。

けれどまたたくに彼女に魅せられました。できないことをやってくれるメアリーに自分を投影して、夜中の冒険はスリリングで楽しかった。冒険するのはだいたい少年で、少女文学の女の子たちはいい子で行儀がいい。そんなありきたりな少女像をブッ飛ばしてくれたのがメアリーでした。

彼女はお屋敷の人たちとどんどん親しくなり、そしてわがままでかんしゃくもちだった自分の性格すらも次第に変えていきます。

対人関係が苦手だった私にとっては、言いたいことをズバズバ言うメアリーは憧れでもあり驚きでもありました。

物語じたいも面白く、メアリーによって暴かれていく花園の秘密はまさにカワイイサスペンス。いかに物語の中に入り込み、いかに登場人物に感情移入できるか。感想文を書く重要な要素だと思います。

作者のバーネットは、「小公女」「小公子」の作者でもあります。逆境に負けない子供たちであるのは共通ですが、いい子でないメアリーの方が、私の場合好きでした。

ジュニア版ファーブル昆虫記 ジャン・アンリ・ファーブル

ジャン・アンリ・ファーブル氏の作品として、有名な本書は日本においでも自動文庫として出版されています。

私自身も小学4年生の頃、両親のこの本をプレゼントしてもらい、夢中で本を読み進めました。

現代では中々気づくことができない虫の生態について知ることができるだけでなく、筆者が問題に直面した際にどのように考えて解決の糸口を見つけることができたのかということを考える良いことが出来ます。

問題に直面した際に、問題を回避する方法を検討するのではなく、問題の根本原因は何かということを時間をかけて考察し、解決するために試行錯誤するという大切さを子供達には学んでほしいと思っています。

内容は子供向けなのかもしれませんが、これは小学生、中学生、高校生になっても何度も繰り返し読むたびに違った視点で物事を理解することができる良書であると私は思います。

パンプキン! 模擬原爆の夏 令丈ヒロ子

令丈ヒロ子さん作の「パンプキン!」は、主人公ヒロカが夏休み中に久しぶりにいとこのたくみに出会ったことで、戦争について興味が沸き始め、太平洋戦争のこと、原子爆弾が落とされる前に何度も模擬原爆(パンプキン爆弾)が全国いたるところで落とされていたこと、そもそも戦争が起きた理由は、日本にあったから等、調べていくうちにいろいろなことがわかってくるのでした。

この本を読むと、戦争のことがわかりやすく書かれています。ヒロカのおじいちゃんを通して、戦争前の長崎のこと、いろんな国の人たちが集まっていた町だったと、おじいちゃん手作りのちゃんぽんを長崎に例えたり、おじいちゃんの寛大さが伺われます。

何度呼んでも奥深い、大人でも一気読みしてしまう一冊です。

魔女の宅急便 角野 栄子

有名なジブリ作品「魔女の宅急便」の原作である、角野栄子さんの作品「魔女の宅急便」。こちらの作品は、13歳の女の子キキが魔女として成長するため猫の相棒ジジと旅に出て様々な人と出会い人間的に大きく成長していくといったストーリーとなっています。

また、降り立った町で出会ったトンボという男の子との恋愛についても書かれています。

作品は全6巻と長めですが、1冊完結型できれいな挿絵も入っているので読みやすいです。

ジブリ作品として幅広い年齢層の方に知られているので、家族で読んで乾燥を伝え合うといった楽しみ方も出来ます。

様々なキャラクターの設定も細かく書かれているので、きっとお気に入りのキャラクターに出会えること間違いなしです。ぜひ一度読んでみてください。

 

学習まんが少年少女日本の歴史

漫画から歴史を理解しましょう。私の小さい時にも、図書館にありました。世界の歴史と日本の歴史の漫画シリーズです。

活字だけで理解するより、漫画で理解した方がスムーズに理解できるのではないでしょうか。私はできました。

歴史というものが小学生の三年、四年生には少し難しいかもしれませんが漫画で読むことによりハードルを下げる事が出来るかもしれません。

その歴史の中で好きな歴史上の人物や、その時代にあった出来事等興味がでたら、そこからまた掘り下げた漫画シリーズがあるのです。

たとえば、織田信長に興味があったとします。漫画シリーズで織田信長に特化したものがあります。そうしたてんでも歴史漫画シリーズはおすすめします。ぜひ漫画から歴史を学んでください。

すてきなケティ http://www.popular.co.jp>shop>shosai

「すてきなケティ」・・アメリカの女流作家、クーリッジの描くこの物語は、のっぽでおてんばな、六人姉弟の長女ケティがそそっかしい性格ゆえに様々な騒動を引き起こす・・ここまで書くと、実にありきたりな小説だと思われがちですが、この本の魅力は、むしろケティが徹底的に挫折をする後半にあります。陽気でリーダーシップに富む反面、我慢と努力ができなかった少女が、極限状態において周囲の人々への感謝と優しさ、そして忍耐を学び、素晴らしい女性へと成長していく姿は、可能性に満ちた年頃の子供達に大切なことを教えてくれるでしょう。この後続編として、「すてきなケティの寮生活」「すてきなケティのすてきな旅行」「すてきなケティのすてきな妹」があり、少女だったケティが素晴らしい家庭を築くところまで描かれますが、こちらもおすすめです。この物語で、子供達の心がより豊かになること間違いなしです。

クリスマスキャロル チャールズ ディケンズ

チャールズ・ディケンズの『クリスマスキャロル』は、よく知っていても何度も読み返したくなる本で、内容は小学生にもお薦めです。
近代化の始まったイギリスの首都ロンドンに、お金はあるし、仕事は順調、だがケチで人を信用せず、思いやりもないスクルージという老人がいました。その彼のもとに3人の精霊が訪問します。切ない過去、穏やかだが手の届かない現在、そして、自らの言動がもたらすであろう戦慄の未来です。
日本もそうですが、現代の便利で快適な生活を作ったもとは、この本で描かれる時代の人々のがんばりと苦労です。便利な道具と国の発展とともに、この時代は貧困と環境破壊をも生みました。冬の寒い日に、それこそクリスマスだというのに、暖房や十分な衣服もなく、食べるものにも困っている人々の姿を想像してみることは、10才前後の読書体験としてためになるでしょう。また、まだ海外の文化に馴染んでいない児童には、昔のロンドンの暮らしぶりを覗く楽しみもあるでしょう。雰囲気を味わうためにはクリスマスの頃の読書が良いかも知れません。読後に沢山質問させ、しっかりと応えてあげて欲しいです。
スクルージは精霊の訪問のおかげで、自ら凍らせていた思いやりと暖かな心を目覚めさせます。会社の従業員の末っ子タイニー・ティムのすみきった善良な気持ちが届き、クリスマスの朝に感謝するスクルージに、読んでいる方もメリークリスマスと言いたくなるでしょう。

エーミールと探偵たち エーリヒ・ケストナー

小学校三~四年生とは、よく考えたら「子供時代のド真ん中」と言える時期かもしれない。親と一体だった幼少期でもなく、親離れが始まる思春期でもない。そういった意味で親とは最もニュートラルな距離を保っている子供時代と言えるかもしれない。

そんな年代の子たちに是非感想を聞いてみたい本が「エーミールと探偵たち」。

というのは、この本が親と子の愛情が試される物語だからです。主人公のエーミールは親元から一旦離れ、大きな困難に襲われながらも、その困難に立ち向かっていく。しかも、手助けしてくれる仲間も子供たちだけ。そして、エーミールが行動するのはすべて母親のためです。

親とは自分という存在の根源である。そんな親から離れ、自分には何ができるか、親への思いはどのようなものなのか。

思春期・反抗期に近づく前、親との距離感が最もニュートラルなこの時期の子供たちが自分と親との関係性、親への愛情、また自らの行動力について考える契機に、この本はなれるかもしれない。また、この本を通じて「自分」というものについて考える訓練ともなると思います。

それに、この本は読んでいてとても楽しい。そこは児童文学の世界的旗手、エーリッヒ・ケストナー。

前書きからユーモアに溢れているし、一癖も二癖もあり、それぞれ特技が違う少年たちは皆それぞれに魅力的。何より、子供たちだけで犯人と対決するストーリーが同年代の子たちにはたまらない。

もっとも、エーミールは実科学校の生徒なので、小学生中学年の子たちよりは一回り年上。しかし年上の子に憧れを抱くのも少年期の特徴でもあるので、この点でもこの本はこの時期の子たちにとって魅力的にものになりますよ。

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