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映画『きみはいい子』どこにでもあるのに決して表に出ることのない問題

【私なりのイントロダクション】

これは、どこかにいる誰かの物語ではなく、すぐそばにいる私の街のものがたり。

児童虐待、ネグレクト、認知症、障害etc.
どこにでもあるどこにでもいる身近で重大な問題を抱える人たち。
彼らはふとしたきっかけや関わりによって、感情に変化が訪れ、やがて行動が変わっていく…。

【あらすじ】

新米教師の岡野(高良健吾)は、ひたむきだが優柔不断で、問題があっても目を背け、子供たちから信用されていない。雅美(尾野真千子)は夫の単身赴任で3歳の娘と2人で生活し、娘に暴力を振るってしまうことがあった。一人暮らしの老人あきこ(喜多道枝)はスーパーで支払いを忘れ、認知症を心配するようになる。彼らは同じ町で暮らしており……。

Yahoo!映画より)

【みどころ】

目に触れる多くの”作品”の中では美化されて、めったに描かれることのない
どこにでもある”問題を抱えた人たちの日常”を切り取った物語。

悲しいけれど、どの地域にも、
自身も虐待をされて育ち、虐待をしてしまう親や、
問題を起こすたびにご近所に謝罪する障害児の親がいて、
認知症の老人がいる。
そしてどの学校にも、両親の離婚によって、親の恋人や義理の親にネグレクトや虐待を受ける子どもたちがいて、
向き合わなくてはいけない教師がいる。

しかし、これらの問題は、いつの時代も、どこにでもあるはずなのに、
事態が大きくなってはじめてニュースで知らされる。
その経過や裏側は、あまり知られてない。

『きみはいい子』では、その、どこにでもいて、
苦しんでいる人たちひとりひとりを主人公にして、
当事者の感情をリアルに表現し、物語を紡いでいく。
言うなれば、フジテレビ『ザ・ノンフィクション』のオムニバスのような感じ。

全体的に暗いストーリーだけど、
最後にそれぞれの人生で少しだけ明るい未来につながるきっかけが見えはじめます。

高良健吾演じる、新米教師・岡野が成長していく姿に救われる作品。

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